
再び、金沢ひがし茶屋街へ。
前回は街の雰囲気を味わうだけで終わってしまったので、ゆっくり出来るよう時間を取りました。
メイン通りの一番奥にある「茶房 一笑」さん。
とてもおいしい加賀棒茶を頂きました。

店内でも販売しているお茶と、いくつかの小物も置いてありました。
奥には小さな庭と和室。随所に置かれた花々が素敵でした。

2階の座敷も見学していいということで、お言葉に甘えて撮影させて頂きました。
本当はもっと撮影したのですが、デジカメのメモリの都合で1枚だけになりました。すみません。
ちなみに店名は加賀藩を代表する俳人・小杉一笑から。
実は、ある場所でサービスされた加賀棒茶を(初めて)いただいたんですが、たまたまなのか、あまりおいしいと思えなくて。
その後、一笑さんで「本当の加賀棒茶」を知りました。ほうじ茶だったんですね。
香り豊かで、おいしかったです。おみやげに買ったくらい。
加賀棒茶の印象が良くないまま帰らなくて良かったです。
一笑さんで特筆すべきなのは、お店の方の素晴らしい対応。優しい接し方。
餡子が苦手なので、そのことを詫びて、お茶だけ注文したのですが、餡のない和菓子(練り切りだったかな?)をお茶に添えて出してくれました。
半月型のお盆の上に切った花が横たわっていて、和菓子はうちわの形。
気取っていない、でもセンスのある温かいおもてなし。感激しました。
(あぁ、画像で紹介したかった・・・。メモリーのエラーで飛んでしまいました。バカー!)
見ると、店内のあちこちに、素敵な花が配されていて・・・どこも雰囲気があってホレボレ。(お手洗いまで!)
それもそのはず、華道家の道念邦子氏によるものだそうです。
1F奥は、ギャラリー兼販売コーナーで、種類豊富な加賀棒茶を買うことが出来ます。
(更に奥には、小さい中庭と個室があったようです。)
2Fは、茶屋の雰囲気そのままで、ギャラリーにもなるそう。見学が可能です。
何と言っても、店員さん(全て女性)が、とても穏やかで優しい笑顔。
何時間でも、ゆっくり過ごせる雰囲気でした。
金沢でのんびりしたい方は是非。お勧めです。

さて、次は「志摩」さんへ。
金沢市指定文化財とされていて、昔の生活そのままに残されています。
中に入ると、テープによって、部屋ごとに説明してくれます。

2階にある「ひかえの間」。
手前にある「前座敷」でお客さんがお酒を楽しんでいて、
襖を開けると芸者さん達が控えていて、舞などを披露するそうです。
華やかでいて、かつ機能的な間取りになっています。

これは「ひろま」。
「前座敷」と同じように、「ひかえの間」が隣にあります。
通り側ではなく中庭に面しているので、メインの客間・・・というところでしょうか。

一番手前が「ひろま」。
真ん中の部屋が「なかの間」。
一番奥は分かれていて、右奥(ぼんぼりがついている部屋)が先程の「前座敷」。
左(赤い絨毯の部屋)が「ひかえの間」です。

階段を降りて、1階の台所にやって来ました。
右側にあるのは井戸です。
写真は撮れなかったのですが、「石室」(地下の貯蔵庫)もありました。
よく残ってますね。

階段の途中から見下ろす感じで写しています。
映画のセットみたいですね。番頭さんがキセルをくわえて出て来そう。
今回はゆっくり過ごしたので、ひがし茶屋街を満喫したのですが・・・
最大のミスはデジカメの容量不足とエラー。カメラ購入したばかりでカードも無かったんですね。
特に金沢は、金沢城、兼六園、ひがし茶屋街など、写したいものばかりだったので、枚数のコントロールが出来ませんでした。
泣く泣くデータ整理しながらの旅行でした。
本当に残念。
■参考
加賀棒茶 丸八製茶場 茶房 一笑
金沢ひがし廓 志摩
■リニューアル後記(2017.7.27)
10年以上前でデジタル機器の環境も随分違うのですが・・・それにしても画像が少ないのが残念。
観光地にカード売ってないし、クラウドに画像を保管とかなかったですしね~。
またいつか行ってみたいです。